2016年5月28日土曜日

Until every child is well

どうも、KTです!
ボストンでの一ヶ月目の実習が終わりました。
本当は3月にもイギリスのグラスゴー大学で臨床実習をしてたんですけど、ブログを書きませんでした…すみません。



今回はハーバードでの実習の様子を簡単に紹介したいと思います。

ひとくちにハーバード医学校での実習といっても、病院と科によって実習内容が大きく異なるので、これはあくまで一例にすぎないのですが…






5月は、Boston Children's Hospital (BCH) の Child Neurology を回りました。

スケジュールは以下の通りです。

*1st-2nd week:てんかんチーム
難治性てんかんをひたすらEEGモニタリング!毎日新患を担当するハードな2週間
*3rd week:入院患者チーム
てんかん、てんかん疑い、脳炎、頭痛など。患者さんが少なめな分、ティーチングが豊富
*4th week:コンサルトチーム
多彩な症例が他科からやってくる。時に救急の新患も1人で診ることができる。

基本的には、患者さんを担当して、朝夕の回診でプレゼンをしたりカルテを書いたりします。

個人的には、プレゼンテーション能力を上げることがこの実習の目標のひとつだったので、発表の機会が結構あったのは嬉しかったです。
大学のカンファみたいなフルプレゼンをするというよりも、必要な情報をうまく整理して簡潔にまとめるプレゼンが求められていたので、なかなかチャレンジングでした!

また第3,4週あたりになってくると、診断のついていない頭痛や発作を見られるので、アセスメント&プランにも熱がこもってきました。
この他に、毎日昼にカンファやレクチャーがあり(食事付き!)、時折てんかんの手術見学や学外の先生の講義などがありました。

ハーバードの学生や海外からの学生もいて、先生方も頻繁にローテーションしているので、毎週毎日色々な人と交流ができたことも、この科を回れて良かったなぁと思う点です。


"Until every child is well"というのはBCHの標語ですが、1869年からの古い歴史を持ち、全米ならぬ世界でもトップクラスの小児病院は、最先端の医療を行っているというだけでなく、患者数および満足度そして教育・研究など本当にあらゆる面で小児の医療に大きく貢献しているのだと深く実感しました。
海外からの患者さんも多く、私もロシア語やスペイン語しか話せない患者さんに対して通訳を介して問診をする機会があり、とても新鮮でした笑

以上、簡単な実習報告でした。
ではまた!


Boston Children's Hospital
http://www.childrenshospital.org/



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