2016年6月1日水曜日

もうすぐ梅雨ですが(ちょっとまじめな)実習報告その3を...


ご無沙汰しております。
ANU派遣学生4・5月組のまのです。

日本に帰国して約5日、やっと気候にも慣れてきて、学外の病院で楽しく実習させていただいています。少し遅くなりましたが、2クール目に回らせていただいた小児外科の実習報告をさせていただきたいと思います!

私は、426日から520日までの4週間、Canberra Hospitalにある小児外科(Pediatric Surgery)で臨床実習をさせていただきました。日本では独立した教室として扱われることがまだめずらしい小児外科で、実際のオペに入らせていただきながら多くのことを学ぶことが出来ました。東京医科歯科大学にも新設されるということで、大変楽しみです。

一週間のスケジュール
以下の第1〜4週を一ヶ月の中で一週ずつローテーションしていく。


実習内容
1: Ward Round (WR)
 毎朝、小児外科の受け持ち患者全員分の回診を行う。学生は、温度板(バイタルを記載した表)のチェックと報告が仕事であり、先生が患者さんや家族と相談した内容をカルテへ記載することがもとめられることもある。(カルテは紙カルテ)
2:手術
 半日で4件程度、終日手術日の場合は一日8件程度の手術が行われる。学生は手洗いをして術野に入ることも出来、先生方の解説を受けながら手術を見学することが出来る。
3:外来見学
 週に一回、半日外来見学をする。主に術後フォローがメイン。
4:研究(強制ではない)
 Croaker教授のご厚意で研究に参加させていただいた。Hypospadiasについての臨床研究のメンバーに加えて頂き、データの収集、ソート、統計的処理などを行った。







全体の感想としては、
とにかく朝が早かった......。

ですが、かわいい子どもたちに癒され、優しい先生方に囲まれ、毎日とても充実した実習を行うことが出来ました。短い期間でしたがチームの一員として扱って頂き、今まで深く学ぶことの出来なかった小児外科についてじっくりと学ぶ期間を持てた事はとても幸せで実りあることだったと実感しています。朝が早いというハンデは寮の近さでカバー出来ると思うので、外科志望の方や子供が好きな方、研究に興味がある方はオススメな科だと思います。日本ではなかなか学べないレアな科です!


4・5月組
まの


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